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大分・別府温泉めぐり 初日 [別府温泉]

 久しぶりの更新です。前回の更新は「別府八湯温泉道」チャレンジの記事でしたが、この間、「九州八十八湯めぐり」なる企画もはじまり、もちろん参加、挑戦中です。
 ということで、両方のスタンプを一気に集めるべく、9月4日から6日まで3日間、大分・別府をめぐってきました。

 別府駅に夕方到着。本日のお宿はこちら↓

別府温泉 御宿 加賀

別府温泉 御宿 加賀

  • 場所: 大分県別府市北浜3-12-14
  • 特色: 築60年の昔ながらの老舗旅館。料理長の心のこもった料理、貸し切りで使えるお風呂で心行くまでおくつろぎください。



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築60年は経つという昔ながらの旅館ですが、アットホームなサービスで清潔感もありなかなかいいお宿でした。「九州八十八湯めぐり」の対象施設です。ウリはこの岩風呂↓
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右奥に勢いよくお湯がでてるのが写ってますが、間欠泉のようにボゴボゴと大きな音をたててます。九州八十八湯めぐりHPの案内によると、「音でも楽しめる機関銃系の珍湯」とのこと。湯船に入って近づくと、振動も伝わってきます。ちなみにこちらは露天風呂↓
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こちらでも勢いのあるお湯の吹き出しが楽しめます。

この「御宿 加賀」は別府北浜にあり、まわりは温泉ホテル・旅館だらけ。早速新年度版がでたばかりの『別府八湯温泉本』を片手にホテルの内湯をめぐります。
まずはこちら↓

別府温泉 ゆわいの宿 竹乃井

別府温泉 ゆわいの宿 竹乃井

  • 場所: 大分県別府市北浜3-10-26
  • 特色: 湯風と潮風のやさしさに包まれ大分旬彩料理と九州八十八湯にも選定される泉は格別♪別府家族旅行に人気♪


 幸いチェックインラッシュの直前だったのか、お風呂に先客はおらず写真も撮れました。
こちらが内湯↓
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こちらが半露天風呂↓
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ここのお風呂は泉質のなかなかいいのですが、眺めもなかなかです。
こちらは南方向。右手の山が猿で有名な高崎山で、左手奥にみえるのは大分市の街並みです↓
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続いてはこちら↓

別府温泉 別府ホテル清風

別府温泉 別府ホテル清風

  • 場所: 大分県別府市北浜2-12-21
  • 特色: 別府湾を一望しながらの絶景露天へ。大分名産の旬食材を堪能できる宿。各交通アクセスも大変便利な立地です。


 散歩した限りでは、北浜地区ではもっとも規模の大きなホテルではないでしょうか?いくつも内湯をもっており、今回は最上階の露天風呂に入ってきました。
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 この日は団体さんが来られているようで、露天風呂もお客さんが多く写真は断念。先程の「ゆわいの宿 竹乃井」さん以上の絶景でした。

 こちらは海岸線沿いの遊歩道でおくつろぎのぬこ様↓
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 湯上がり後は散歩がてら繁華街にでて、老舗レストランの「三ツ葉グリル」で大分名物とり天を堪能↓
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 翌日の温泉めぐりに備えて早めに就寝しました。

鉄輪界隈 [別府温泉]

いちのいで会館でお腹もみたされ、次は鉄輪温泉にむかう。別府駅前に泊まることの多い私としては、未踏の湯が多い地域である。
バスを降りると早速地獄があらわれる↓
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現実社会で地獄はたくさん見ているので、今回はパス[わーい(嬉しい顔)]

まず訪れたのは、おにやまホテル↓
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鉄輪の老舗ホテルで、接客態度がいいこと、露天風呂が広いことでしられる。『別府八湯温泉本』の無料券で入れ、入湯料が800円と少々高めだったのでチョイスしてみました。
残念ながらカメラをフロントに預けてしまったので、写真は無し[もうやだ~(悲しい顔)]
公式ホームページでご確認下さい↓
http://www.oniyama-hotel.co.jp/spa/index.htm

開業当初は、九州一の広さをほこる露天風呂だったらしいのだが、各地に広大な露天風呂ができ、こちらは男女で仕切ってしまったため、現在はさほどの広さではない。とはいうものの、泳げるほどの広さがあり(実際に泳ぐのはマナー違反です)、岸辺でトドのように寝ころぶこともでき、ジャングル風呂のような雰囲気のなか、ゆっくりくつろげる露天風呂でした。
泉源は近くの「鬼山地獄」らしく、かなりの高温。入れる温度に下げるため加水しており、源泉率は50%弱らしい。といっても、源泉そのものがかなり濃厚らしく、お湯の色もにごっている。浴槽の岩には湧出物が茶色くこびりついており、いかにも効果がありそう。ちょっと口に含んでみると、塩化物泉のわりにはさほどしょっぱくはなく、若干金気臭を感じる。
うわさどおり接客態度はとても丁寧で、無料券を出すのが申し訳なかった。一度、宿泊してみたいホテルでした。

つづいて、坂道をくだりつつ、鉄輪界隈のひなびた雰囲気を楽しむ。

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↑大衆演劇の聖地のような「ヤングセンター」。

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↑おはぎで有名な大衆食堂。すごい鄙びぐあいだ。

こんな温泉街のなかほどに、時宗寺院がある。そのなも「温泉山永福寺」。
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『別府八湯温泉本』の説明によれば、豊後国守護大友頼泰が建立したらしい。ちなみに大友頼泰とはこんな人↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8F%8B%E9%A0%BC%E6%B3%B0
たしか島津氏も鎌倉期の菩提寺は時宗寺院だった。京下り官人系の鎌倉御家人には時宗が多いのだろうか?

道路上にはこんな看板が↓
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国の重要文化財に指定されている一遍上人絵巻があるようです。

鉄輪温泉の中心部には現在ちょっとした公園ができている。
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↑こちらは一遍湯かけ上人像。

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↑気になるところにお湯をかけるとよくなるらしい。ちなみに私は頭にかけました。

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説明文によると、そもそも単なる地獄だった鉄輪で蒸し風呂をはじめたのは一遍上人ということになっているようです。古い歴史をもつ温泉地の多くは、寺院がその開発にからんでいるケースが多いようなので、こちらもそうなのでしょう。そういえば、さきほどの永福寺の前にも湯元がありました。

ちなみに、温泉やお風呂は本来蒸し風呂が基本だったようです。湯かけ上人像の前には、珍しい足蒸し風呂(無料)があります↓
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私はあえて、その前にある本格的な蒸し風呂に挑戦しました↓
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もともとは湯かけ上人像付近にあったようですが、三年前に立て替えられたそうで、趣のある建物ですが、内部は近代的で清潔です。
まずは陰部をあらい、レンタルした浴衣に着替えて蒸し湯に入ります(持参のTシャツ・短パンでも可)。こちらがその入口↓
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内部は、立つと頭がつかえるほど狭く、白熱灯が4つあるだけの暗い部屋です。暗所恐怖症・閉所恐怖症の方はむりでしょう。床には薬草がひいてあり、その上に仰向けで横たわり、石の枕に濡れタオルをのせて頭を載せます。本来は10~15分くらい入るようですが、案内のおばさん(釜番というらしい)によると夏場は特に暑いのでまず8分とのこと。タイマーがなったら「大丈夫ですか?」と声をかけてくれます。室温は80℃弱で普通のサウナ並ですが、薬草独特の臭いと暗さ・狭さから長時間は難しそうです。ただ、効果はサウナ以上で、いままでにかいたことのないくらい大量の汗をかきました。くわえて、慢性鼻炎があるのですが、鼻通りがかなりよくなりすっきり感は抜群です。
おばさんに促されて部屋をでるとふらふらです。水分補給がぜったいに必要です。
あがったあとは浴衣を脱いで、こちらの浴槽で体を洗います↓
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古来からの入浴方法に従っているため、水風呂がないのがサウナ好きとしてはもったいない気もしますが、今までに感じたことのないすっきり感というか、充実感がありました。サウナが大丈夫な方は、是非挑戦してください。近くにあるなら、やみつきになりそうです。

サウナ嫌いの方には、公衆浴場がおすすめです。
蒸し湯の前には、渋の湯↓があるほか、
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歩いて5分以内に、上人湯↓
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筋の湯↓
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などなど様々なタイプの温泉があります。
やっぱり鉄輪は温泉好きにとって聖地ですね。

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別府 いちのいで会館 [別府温泉]

大分県別府市では、「別府八湯温泉道」というスタンプラリーをやっている。別府市内には100か所以上の公衆浴場・温泉旅館・ホテルが存在し、そのうち88か所をまわってスタンプを集めると、名人の称号がもらえるのである。8か所ごとに段位がもらえ、段位取得ごとに記念のタオルももらえる。詳しくはこちら↓
http://www.beppu-navi.jp/onsendou/

わたしも一昨年からはじめているのだが、昨年はいそがしくて一度もこれず、今回ひさしぶりの別府入りとなった。
別府駅前には、油屋熊八の銅像ができていた。
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亀の井ホテル・亀の井バスの創業者で、観光地別府の生みの親らしい↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B9%E5%B1%8B%E7%86%8A%E5%85%AB

駅近くの本屋で、温泉道のバイブルともいえる『別府八湯温泉本 2009-2010年版』を購入。この本は、温泉やグルメなどの情報が載っているほか、無料入湯券や100円割引券がついて350円。つまり、350円以上の入湯料の施設に入れば、もとがとれる。
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ひだりがスタンプをおしてもらうパスポート。毛沢東語録ではない[わーい(嬉しい顔)]

今回の1湯目は、ラクテンチの北側に位置する「いちのいで会館」。仕出し屋さんがやっている温泉で、温泉のみの利用は不可。夏期は松花堂弁当、冬期は大分名物だご汁定食を食べると、おまけとして入浴できるのである。青みがかった不思議なお湯と、雄大な眺めで温泉好きにはかなり有名なところである。
近年、一時休業していたらしいのだが、今年に入り復活したとの情報を得、今回腹を空かしていくこととした。
別府駅からスギノイパレス行きの亀の井バスにのり、雲泉寺橋バス停で下車。地図をたよりに徒歩で向かう。
ただ、これは深く後悔[ふらふら] ネット上の情報どおり、このようなしゃれにならない急峻な坂道を10分以上登るはめに↓
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この坂道を登り切ると、ようやくお店が見えてきた。
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店員さんに言われるがままに2階に上がり、先にお風呂にと促される。

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こちらのお風呂は2種類。金鉱の湯と景観の湯。素晴らしい眺望でしられるのは後者なのだが、残念ながら奇数日のこの日は、金鉱の湯が男湯。

しばらく山道を歩くと見えてきた↓
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お風呂は上下2段に分かれてこんな感じ↓
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確かに、青みがかった不思議な乳白色。特に臭いはしない。温度はかなりぬるめで、40度ないだろう。うだるような熱さのなか、坂道で汗だくだったので助かった。ただ、冬場はどうなるのだろうか?

景観の湯ほどではないが、若干眺望も広がっている↓
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お風呂の背後には滝もみえて野趣あふれる露天風呂でした。
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ちなみに露天風呂の横には古めかしい天然蒸し風呂もある。
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扉はなくもうもうと湯気が出ており、温度が保てるのか疑問だったが、中にはいると心配ご無用。源泉は相当高温らしく、奥に入ればかなりの温度。80℃くらいはあるだろう。ただ、午後から鉄輪の蒸し風呂に入る予定なので、早々に退散。

母屋にもどって、大広間で松花堂弁当をいただく↓
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本日のメニューは、大分名物とり天、焼き魚、卵焼き、野菜の煮物、酢の物、ひじき等々。弁当なので冷めているだろうと思ったのだが、とり天は暖かかった。味付けも自分好みでおいしくいただきました[レストラン]
別府温泉めぐりでは欠かせない1湯です。次回はぜひ景観の湯に入りたいものです。


タグ:温泉
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