鉄輪界隈 [別府温泉]
いちのいで会館でお腹もみたされ、次は鉄輪温泉にむかう。別府駅前に泊まることの多い私としては、未踏の湯が多い地域である。
バスを降りると早速地獄があらわれる↓
現実社会で地獄はたくさん見ているので、今回はパス
まず訪れたのは、おにやまホテル↓
鉄輪の老舗ホテルで、接客態度がいいこと、露天風呂が広いことでしられる。『別府八湯温泉本』の無料券で入れ、入湯料が800円と少々高めだったのでチョイスしてみました。
残念ながらカメラをフロントに預けてしまったので、写真は無し
公式ホームページでご確認下さい↓
http://www.oniyama-hotel.co.jp/spa/index.htm
開業当初は、九州一の広さをほこる露天風呂だったらしいのだが、各地に広大な露天風呂ができ、こちらは男女で仕切ってしまったため、現在はさほどの広さではない。とはいうものの、泳げるほどの広さがあり(実際に泳ぐのはマナー違反です)、岸辺でトドのように寝ころぶこともでき、ジャングル風呂のような雰囲気のなか、ゆっくりくつろげる露天風呂でした。
泉源は近くの「鬼山地獄」らしく、かなりの高温。入れる温度に下げるため加水しており、源泉率は50%弱らしい。といっても、源泉そのものがかなり濃厚らしく、お湯の色もにごっている。浴槽の岩には湧出物が茶色くこびりついており、いかにも効果がありそう。ちょっと口に含んでみると、塩化物泉のわりにはさほどしょっぱくはなく、若干金気臭を感じる。
うわさどおり接客態度はとても丁寧で、無料券を出すのが申し訳なかった。一度、宿泊してみたいホテルでした。
つづいて、坂道をくだりつつ、鉄輪界隈のひなびた雰囲気を楽しむ。
↑大衆演劇の聖地のような「ヤングセンター」。
↑おはぎで有名な大衆食堂。すごい鄙びぐあいだ。
こんな温泉街のなかほどに、時宗寺院がある。そのなも「温泉山永福寺」。
『別府八湯温泉本』の説明によれば、豊後国守護大友頼泰が建立したらしい。ちなみに大友頼泰とはこんな人↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8F%8B%E9%A0%BC%E6%B3%B0
たしか島津氏も鎌倉期の菩提寺は時宗寺院だった。京下り官人系の鎌倉御家人には時宗が多いのだろうか?
道路上にはこんな看板が↓
国の重要文化財に指定されている一遍上人絵巻があるようです。
鉄輪温泉の中心部には現在ちょっとした公園ができている。
↑こちらは一遍湯かけ上人像。
↑気になるところにお湯をかけるとよくなるらしい。ちなみに私は頭にかけました。
説明文によると、そもそも単なる地獄だった鉄輪で蒸し風呂をはじめたのは一遍上人ということになっているようです。古い歴史をもつ温泉地の多くは、寺院がその開発にからんでいるケースが多いようなので、こちらもそうなのでしょう。そういえば、さきほどの永福寺の前にも湯元がありました。
ちなみに、温泉やお風呂は本来蒸し風呂が基本だったようです。湯かけ上人像の前には、珍しい足蒸し風呂(無料)があります↓
私はあえて、その前にある本格的な蒸し風呂に挑戦しました↓
もともとは湯かけ上人像付近にあったようですが、三年前に立て替えられたそうで、趣のある建物ですが、内部は近代的で清潔です。
まずは陰部をあらい、レンタルした浴衣に着替えて蒸し湯に入ります(持参のTシャツ・短パンでも可)。こちらがその入口↓
内部は、立つと頭がつかえるほど狭く、白熱灯が4つあるだけの暗い部屋です。暗所恐怖症・閉所恐怖症の方はむりでしょう。床には薬草がひいてあり、その上に仰向けで横たわり、石の枕に濡れタオルをのせて頭を載せます。本来は10~15分くらい入るようですが、案内のおばさん(釜番というらしい)によると夏場は特に暑いのでまず8分とのこと。タイマーがなったら「大丈夫ですか?」と声をかけてくれます。室温は80℃弱で普通のサウナ並ですが、薬草独特の臭いと暗さ・狭さから長時間は難しそうです。ただ、効果はサウナ以上で、いままでにかいたことのないくらい大量の汗をかきました。くわえて、慢性鼻炎があるのですが、鼻通りがかなりよくなりすっきり感は抜群です。
おばさんに促されて部屋をでるとふらふらです。水分補給がぜったいに必要です。
あがったあとは浴衣を脱いで、こちらの浴槽で体を洗います↓
古来からの入浴方法に従っているため、水風呂がないのがサウナ好きとしてはもったいない気もしますが、今までに感じたことのないすっきり感というか、充実感がありました。サウナが大丈夫な方は、是非挑戦してください。近くにあるなら、やみつきになりそうです。
サウナ嫌いの方には、公衆浴場がおすすめです。
蒸し湯の前には、渋の湯↓があるほか、
歩いて5分以内に、上人湯↓
筋の湯↓
などなど様々なタイプの温泉があります。
やっぱり鉄輪は温泉好きにとって聖地ですね。
バスを降りると早速地獄があらわれる↓
現実社会で地獄はたくさん見ているので、今回はパス
まず訪れたのは、おにやまホテル↓
鉄輪の老舗ホテルで、接客態度がいいこと、露天風呂が広いことでしられる。『別府八湯温泉本』の無料券で入れ、入湯料が800円と少々高めだったのでチョイスしてみました。
残念ながらカメラをフロントに預けてしまったので、写真は無し
公式ホームページでご確認下さい↓
http://www.oniyama-hotel.co.jp/spa/index.htm
開業当初は、九州一の広さをほこる露天風呂だったらしいのだが、各地に広大な露天風呂ができ、こちらは男女で仕切ってしまったため、現在はさほどの広さではない。とはいうものの、泳げるほどの広さがあり(実際に泳ぐのはマナー違反です)、岸辺でトドのように寝ころぶこともでき、ジャングル風呂のような雰囲気のなか、ゆっくりくつろげる露天風呂でした。
泉源は近くの「鬼山地獄」らしく、かなりの高温。入れる温度に下げるため加水しており、源泉率は50%弱らしい。といっても、源泉そのものがかなり濃厚らしく、お湯の色もにごっている。浴槽の岩には湧出物が茶色くこびりついており、いかにも効果がありそう。ちょっと口に含んでみると、塩化物泉のわりにはさほどしょっぱくはなく、若干金気臭を感じる。
うわさどおり接客態度はとても丁寧で、無料券を出すのが申し訳なかった。一度、宿泊してみたいホテルでした。
つづいて、坂道をくだりつつ、鉄輪界隈のひなびた雰囲気を楽しむ。
↑大衆演劇の聖地のような「ヤングセンター」。
↑おはぎで有名な大衆食堂。すごい鄙びぐあいだ。
こんな温泉街のなかほどに、時宗寺院がある。そのなも「温泉山永福寺」。
『別府八湯温泉本』の説明によれば、豊後国守護大友頼泰が建立したらしい。ちなみに大友頼泰とはこんな人↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8F%8B%E9%A0%BC%E6%B3%B0
たしか島津氏も鎌倉期の菩提寺は時宗寺院だった。京下り官人系の鎌倉御家人には時宗が多いのだろうか?
道路上にはこんな看板が↓
国の重要文化財に指定されている一遍上人絵巻があるようです。
鉄輪温泉の中心部には現在ちょっとした公園ができている。
↑こちらは一遍湯かけ上人像。
↑気になるところにお湯をかけるとよくなるらしい。ちなみに私は頭にかけました。
説明文によると、そもそも単なる地獄だった鉄輪で蒸し風呂をはじめたのは一遍上人ということになっているようです。古い歴史をもつ温泉地の多くは、寺院がその開発にからんでいるケースが多いようなので、こちらもそうなのでしょう。そういえば、さきほどの永福寺の前にも湯元がありました。
ちなみに、温泉やお風呂は本来蒸し風呂が基本だったようです。湯かけ上人像の前には、珍しい足蒸し風呂(無料)があります↓
私はあえて、その前にある本格的な蒸し風呂に挑戦しました↓
もともとは湯かけ上人像付近にあったようですが、三年前に立て替えられたそうで、趣のある建物ですが、内部は近代的で清潔です。
まずは陰部をあらい、レンタルした浴衣に着替えて蒸し湯に入ります(持参のTシャツ・短パンでも可)。こちらがその入口↓
内部は、立つと頭がつかえるほど狭く、白熱灯が4つあるだけの暗い部屋です。暗所恐怖症・閉所恐怖症の方はむりでしょう。床には薬草がひいてあり、その上に仰向けで横たわり、石の枕に濡れタオルをのせて頭を載せます。本来は10~15分くらい入るようですが、案内のおばさん(釜番というらしい)によると夏場は特に暑いのでまず8分とのこと。タイマーがなったら「大丈夫ですか?」と声をかけてくれます。室温は80℃弱で普通のサウナ並ですが、薬草独特の臭いと暗さ・狭さから長時間は難しそうです。ただ、効果はサウナ以上で、いままでにかいたことのないくらい大量の汗をかきました。くわえて、慢性鼻炎があるのですが、鼻通りがかなりよくなりすっきり感は抜群です。
おばさんに促されて部屋をでるとふらふらです。水分補給がぜったいに必要です。
あがったあとは浴衣を脱いで、こちらの浴槽で体を洗います↓
古来からの入浴方法に従っているため、水風呂がないのがサウナ好きとしてはもったいない気もしますが、今までに感じたことのないすっきり感というか、充実感がありました。サウナが大丈夫な方は、是非挑戦してください。近くにあるなら、やみつきになりそうです。
サウナ嫌いの方には、公衆浴場がおすすめです。
蒸し湯の前には、渋の湯↓があるほか、
歩いて5分以内に、上人湯↓
筋の湯↓
などなど様々なタイプの温泉があります。
やっぱり鉄輪は温泉好きにとって聖地ですね。